ストレングスファインダーの受け直しは意味がない!理由を解説!

私はGallup認定ストレングスコーチとして今まで400件以上の方とセッションをやらせていただいています。

セッション中に様々な質問をいただくのですが、その中でも特に多い質問がこちらです。

・本当にこの順位で合っているのかな?
・何年も前に受けたやつだから結果が変わっているかもしれない
・受け直した方がいいですか?

診断から何年も経っていたり、転職などで環境が変わったりして結果が変わってるかも?って思ってませんか?

ですが、そんなことはありません!!

ストレングスファインダーは受け直しても結果は変わらないので受け直さなくて大丈夫です。

私のクライアント様にストレングスファインダーを3回受けた方がいらっしゃいます。

この記事ではその方の結果を見ながらストレングスファインダーの受け直しについての解説をしていきます。

目次

順位は変わっても結果は変わらない

自分や周りの人がストレングスファインダーを受け直して順位が変わった!という方もいるかもしれません。

確かに、受け直すと順位が変わることはあります

ですが、ストレングスファインダーの順位は必ずしも1位の資質が常に強く働くわけではありません

人によっては9位や12位などの少し低めの順位の資質が強く働く人もいます。

なので2回目を受けたら2位と5位の順位が変わっていた!ということはあっても、それは性格や能力が変わったというわけではありません!

中には「いやいや、14位とかも変わったよ!!!」という方がいらっしゃるかもしれません。

実は、ストレングスファインダーは15位くらいまでが上位資質として使っています。

また、人によっては17位や20位くらいまでを上位資質として使っています。

そのため、仮に元々9位だったものが14位とかになっていたとしても、それは上位資質の中で変動しているだけなので、これも皆さんの性格、人間性、能力が変わった!というわけでは決してありません。

上位資質とは「思考や感情・行動パターン」のことです。

つまり脳の神経伝達物質なので、基本的には環境などによって変わらないと言われています。

下位資質が上位資質に出てくるパターン

ただごくごく稀に下位資質が上位資質に出てくる人もいます。

上位資質とはわかりやすく例えるとしっかり舗装された『高速道路』みたいなイメージです。

高速道路は基本的にとてもスムーズに車が進んでいますよね?

上位資質のイメージはまさにそれです!!!

脳の神経伝達物質で常に使い続けているので反射的に動いてしまう!みたいなイメージです。

私達が普段の生活でとっさに日本語が出てきてしまうイメージと言ったら分かりやすいかもしれません。

私達は特に意識せずとも日本語を使ってしまいますよね?

それが上位資質です!!

では、中位資質、下位資質はどうでしょうか。

一般道だと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、上位資質以下の資質は動物だけが通れるような舗装されていない『獣道』になります!

なぜ稀に下位資質が上位に上がってくるのかというと獣道でも何年もかけて通っていると通りやすくなってきますよね?

それと同じです。

言語で例えると最初は英語が全然話せなくても繰り返し繰り返しトレーニングすることで少しずつ話せるようになる!みたいなイメージです!

下位資質が上位資質にあがってくるパターンは英語をものすごく頑張ってたら日本語より英語が上手になっちゃった!みたいな感じです。

かなり難しいのがお分かりいただけるのではないでしょうか!!

こちらが下位資質が上位に出てきた状態です!

これまで多くのセッションをさせていただいてきましたがこういった方はほぼお見かけしたことがありません。

なので絶対に今ある結果で「強み」を理解し、それを活かすことに力を注いだ方が経済的かつ効果的です!!

理想の自分を反映させてしまう

ストレングスファインダーを受け直すと理想の自分を反映させてしまうことがあります。

特に資質の意味を理解してくると「この質問はこの資質のことかな?」となり、正確な診断ができなくなってしまいます。

ストレングスファインダーはあくまで無意識に行ってしまう思考の癖を見つけるツールです。

意識して寄せてしまったら意味がありません!!

正確な診断ができないと、その結果を活用することもできなくなってしまいます。

ただ、もしかしたら「じゃあ、資質をそんなに理解していなければ変わるんじゃないの?」思った方もいるかもしれません。

そんな方のためにこれまで3回やり直しされた私のクライアントさまの結果をお見せいたします。

3回やり直された方の変化

この方は1回目は上位5つが出るタイプを受けました。

そして2回目はその1年後に、3回目はそのまた2年後に受けました。

その結果がこちらです。

順位1回目2回目3回目
1位回復志向回復志向公平性
2位慎重さ調和性回復志向
3位公平性慎重さ調和性
4位調和性公平性目標志向
5位自我自我慎重さ
6位共感性自我
7位適応性規律性
8位コミュニケーション共感性
9位信念コミュニケーション
10位目標志向適応性

自我と目標志向が変わりましたが大きくは変わってないのがお分かりいただけるかと思います。

ここからわかるようにストレングスファインダーは受け直さなくていいんです!!

そして順位があまり変わらないのはこの方だけではありません。

実はまだ複数回受けられた方がいらっしゃるのでもう一人別のクライアントさまをご紹介させていただきます。

こちらのクライアント様は診断結果は腑に落ちているけどしっかり考えて回答できなかった!ということで受け直しをされていました。

1回目と2回目の結果はこちらです。

順位1回目2回目
1位回復志向調和性
2位適応性回復志向
3位最上志向慎重さ
4位内省分析思考
5位収集心内省
6位コミュニケーション共感性
7位共感性責任感
8位公平性自我
9位慎重さ公平性
10位規律性適応性

多少の変動は見られるものの、そこまで大きな変化はありませんよね!!

セッションを行ったところ1回目の結果がよりこちらのクライアント様の「思考や感情、行動パターン」を表していると感じましたし、本人もそう感じておりました。

まとめ

今回、2つのパターンの事例を紹介させて頂きましたが、やり直しをしてもやはり結果は変わりません

また、間隔が空いていない状況だと、直感的な回答ではなくなってしまいます。

そうなると思考の癖を見抜くはずのストレングスファインダーで正確な診断ができなくなってしまいます

その結果、ご自分の「強み」が変わってしまい良い成果を生み出すことができなくなってしまいます。

ストレングスファインダーの上位資質は「無意識に繰り返される思考や感情・行動パターン」のことです。

そのため、やり直して結果が変わってしまうということは意識的に思考、感情、行動を変えているということになります。

それは過去の自分の「思考や感情・行動」を否定していることになってしまうのではないかと思ってます。

それでは皆さん無理に獣道に突き進んでいるようなものです!

やり直しを検討している人や今後ストレングスファインダーを受けようと考えている人は、一番最初に出てきた結果を元に強みを磨いてください!

そうすることでより自分に自信が持て、明るく楽しい未来へと進んでいくことができます!

もし、ストレングスファインダーの結果からうまく「強み」が見つからない!という人はぜひ受け直しではなく、私のセッションを受けてみてください!

ストレングスファインダーを受け直すよりも細かく自分の強みや活かし方をお伝えできます。

個人セッションを行っておりますのでこちらの記事からどのようなことをしているのかを見てください。

個人セッションは公式ラインから受けておりますので登録をお願いします!

一緒に強みを見つけて、活用してなりたい自分を目指しましょう!

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