【資質解説】最上志向とは!?特徴や活かし方を解説!

あなたのストレングスファインダーTOP5に「最上志向」は入っていますか?

TOP5とまではいかなくても上位資質に最上志向が含まれている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

この最上志向は日本人のTOP5に一番出やすい資質です。

もしかしたらあなただけではなくあなたの周りにも最上志向持ちの方が多くいらっしゃるかもしれません。

「最上志向」と聞くとなんだか良さそうに聞こえてきますよね。

実はこの最上志向ですが、しっかりと特性を理解しないと嘘ではなく本当に弱みになってしてしまう可能性があります。

最上志向という資質について認定コーチほど完璧に説明できる必要はありません

ですが、ある程度把握することでチーム力が向上します。

また、逆に知らないと個人のパフォーマンスが上がらないだけではなくチームの足を引っ張ってしまう可能性もあります。

この記事では次の3点について解説をしていきます。

  • 最上志向の特徴
  • 他の資質との比較
  • 強みになる環境 弱みになる環境、活かし方

個人のパフォーマンスを最大化させたい!という方はもちろんですが、

チームの足を引っ張りたくない!!

他の人に迷惑をかけたくない!という方はぜひ最後までご覧ください。

目次

最上志向とは

まず「最上志向」という言葉ですが、最上志向は英語でMaximaizerといいます。

日本語に訳すと「Maxにする」という感じで「最大化する」「より良いものを追求する」という意味になります。

なので最上志向を持ってる方は次のような特徴があります。

最上志向の特徴
  • 最高のクオリティを出すために最高の基準を追求する
  • 良い、より良い、最高の違いがわかる
  • 投資した時間、エネルギー、お金などを最大化したい
  • 人の良いところを見ることができる
  • 全体の中の良いものを見極めることができる
  • 量より質を追求する

この特徴をみて、自分のことだ!!と思う方も多いと思います。

最上志向が上位にある人は

「今よりもっと良いものにしたい!」とか

「完璧に近づけたい!」

このように考えることが多いのではないでしょうか?

よく「最上志向」を「最上思考」と間違われる方がいます。

それぞれよく似ていますが、考えを巡らせる「思考」ではありません。

ある方向へ向かおうとする心のはたらきである「志向」という意味がこの資質の正しい意味です。

他の資質との比較

もう少し最上志向の資質について理解していただくために他の資質と比べてみます。

『最上志向』と『目標志向』

この2つはなんとなく字も似ていていますが目標志向と最上志向の違いは主に「集中するポイント」です。

最上志向は最高のものに集中するのに対して、目標志向はとにかくゴールに集中します。

もう少し違う言い方をすると最上志向は完璧を目指すのに対して、目標志向はゴールを達成するといった感じです。

どちらも成果や結果に焦点を当てていますが集中するところが違います。

『最上志向』と『個別化』

個別化とは一言でいうと人のユニークさに気づくことができる資質です。

一方最上志向は、人の長所に気が付く!!ということです。

人に着目した場合だと個別化は、その人の良いところだけでなく、悪いところも含めて違いがわかります。

一方、最上志向は良いところに目がいく資質なので人の長所には気づくことができるけど、短所は目に入りません。

これが最上志向と個別化の違いです。

最上志向持ちの方は「確かに人の長所や良いところは呼吸をするより簡単にできるな」と思われた方も多くいらっしゃると思います。

『最上志向』と『競争性』

こちらも比較する対象が違います。

競争性はライバルと比較する資質です。

最上志向は最高のものとその他のものを比較するという感じですね!!

競争性も最上志向のように、自分の業績や成功を高めようとするところがあります。

ただ競争性は、他人と比較して優位に立つためにクオリティを求めているので最上志向とは少し異なります。

最上志向は、誰かと比較しているのではなくあくまで良いものと比較し、より良いものを作り出したい!

こういった考えです。

結構違いますよね!!

『最上志向』と『回復志向』

この回復思志向はよく「最上志向の逆の資質」と言われています。

最上志向は良いものを最高にしたい!という資質です。

一方、回復志向は壊れてるものを直したい!という資質です。

ざっくり次のようなイメージを持ってください。

  • 最上志向:80点を100点120点にしたい
  • 回復志向:マイナスを0に戻す方法を考える

もし、最上志向と回復志向のそれぞれの資質を持っている人がいるチームにいると

改善策などの話し合いで直すべきところにフォーカスを当てている人と良いところに目を向けてより良くしようとする人が出てくるかもしれません。

どちらも改善したいという資質ですがアプローチ方法が違うということです!

お互いがお互いの資質について理解していたらいいチームになります。

ですがお互いが資質について理解していないと「あいつとは気が合わない」といった感じで足を引っ張ってしまうことにもなりかねません。

是非チームでの力を最大化させたい!!という方はストレングスファインダーの診断だけでなくセッションも合わせて受けていただけると嬉しいです!!

セッションのお申し込みは公式ラインから承っております。

また、組織に対してのチームビルディングも行っておりますので気軽にお問い合わせください。

いろいろと比較すると資質にはいくつか重なる部分がありますが、細かく深堀りすると違いもありますよね!

わかりにくいところもあるかもしれませんが、資質の意味はとても大事なので間違えないようにしてください。

強みになる環境 弱みになる環境、活かし方

資質の意味は大体理解できたと思いますが、まだこれだけでは弱みとなってしまったり、チームの足を引っ張ってしまったりする可能性もあります。

そうならないためにもここからは最上志向の強みと弱みについて解説させていただきます!!

ここからはさらに大切になりますのでより集中して読んでくださいね!!

大前提として、資質には良い面と悪い面の二面性があります!!

上手くバランスよく使えば「強み」となりますが、使いすぎてしまうと「弱み」となります。

これについてはこちらの記事でも解説させていただいています。

こちらの記事ではストレングスファインダーの超基本知識について解説してるのでまだ見ていない方は是非見てみてください!!

最上志向を強みとして使うと次のようになります。

  • 現状に満足せず、どこまでも上を目指せる
  • 無駄が嫌いで効率を大事にできる
  • 人の才能に着目して磨くことを促せる
  • 品質に妥協せず、より良いものを作ろうとする
  • 周りの人の良いところを見つけて伸ばそうとする

最上志向が上手く強みとして使えている状況はお客様などが求める以上のクオリティを追求し、より良い作品を作っているということですね!

さらに、組織やチームの中だと部下や後輩、チームメンバーの良いところを見つけ、成長を促したりチーム全体の成果やクオリティを高めるよう行動していく!ということです。

どうでしょうか?

最上志向が上位にある方は納得いただける方も多いと思います!!

ただ、逆に弱み化してしまうと次のようになってしまいます。

  • どこまでいっても満足できない
  • 自分のサービスなどの質を高めないと世に出せない
  • 周りにもクオリティを求めすぎてしまう
  • 質が低いものに寛容になれない

こうなると完璧主義になってしまいます。

その結果、なかなか行動できなかったりクオリティを求めすぎて疲弊してしまったりしてしまいます。

そして、他人の成果に納得できず、受け入れられない。

このような状態になってしまいます。

これだと喜ばれる状態ではないですよね?

「うわ。まさに自分のことだ」って思われた方もいるのではないでしょうか!

なのでそのような方のために、最後に私の実際のクライアント様の事例もふまえてどのように改善したらいいのか!

改善策と意識すべきポイントをお伝えさせていただきます!!

改善策と意識すべきポイント

最上志向を上手く強みとして使うためには以下の4つのことを意識してみてください!!

最上志向をうまく強みとして使うために
  • 自分の短所よりも長所を伸ばすことに意識を向ける
  • 短所を直さなくて良いような仕組みを作ったり、補ってくれる人を探す
  • 質を高めるために量をこなす
  • 相手に求めすぎない

最上志向は良いところをより良くしていくためにどうするか考えられる資質です。

そのためまずは自分のダメなところをを意識するのではなく良いところを意識して伸ばすようにしてみてください!

そして、質を求める最上志向持ちさんに質は落ちてもいいからとにかく量を!!というのは難しいです。

なので少し発想を変えてクオリティを上げるために量をこなす必要がある!

このような考えにシフトすることをオススメします。

あなたが大切にしているクオリティを伸ばすために量をこなす!!

いまあるクオリティが10なのであればクオリティを8にして量を増やす!ではなりません。

クオリティを12にするために量を増やして!!という感じですね!!!

あとは相手に求めすぎず短所を補ってくれる人を見つけられたら最高です!!

私のとあるクライアント様も昔は全部自分でやろうとしていました。

その方に対して最上志向の考え方を教え、短所を補ってくれる人を頼れば良いとアドバイスさせて頂きました。

今ではご自身が作業してクオリティ高くできるものは妥協せず取り組んでいます。

ですが、自分ではできないものは無理に頑張ってやろうとするのではなく、他にクオリティ高くできる人を頼って、より良いものを提供できるよう行動することを心がけて改善されています!!

デザインは苦手だからデザイナーさんにお願いする!!みたいな感じです!!

そして、相手に求めすぎないように相手の感情や心境など汲み取りながら調整されていらっしゃいました。

このように意識されたらすごく仕事のパフォーマンスもあがったとのことです。

自分の力ではどうしようもないときは、最上志向の特徴でもある人の良いところを見つけ、成長を促す!ということを思い出してください。

そして、良いものを作るために妥協せず人に任せる!

でも、相手に求めすぎないよう注意する!!

こうすることで最上志向が弱み化せず強みとして機能しチームからも愛される存在になります。

ここまで読んでくださった最上志向持ちの方も、ぜひ弱みにならないようにしっかりと資質を理解してバランスよく使っていただけると嬉しいです!!

もっともっと最上志向を理解して

  • バリバリ活躍したい!!!
  • 周りに迷惑をかけたくない!!
  • チームから愛される存在になりたい!!

という方は、ぜひ私のセッションを受けてみてくださいね!

今よりもっと楽しく仕事ができるようになり活躍できるようになりますよ!

セッションは公式ラインから承っております。

また、組織に対してのチームビルディングも行っておりますので気軽にお問い合わせください。

ご自身の才能を「強み」として使えるようにしていきましょう!

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